保育の勉強もしています

たいこらんどの講師は保育の勉強もしています。

歩くのは何歳頃?

歯が生え始めるのは何歳何ヶ月?

身体の成長やイヤイヤ期、反抗期など大体の時期も把握して、それに合わせた声がけや対応を出来るようにするためです。しかし、子どもの成長は数字では表せないもので、一人一人違います。大切なのはその子自身をしっかりと見ること。

情報が飛び交っている現代社会、お母さん方はたくさんの知識を持っているように感じます。でもそれが今の自分の子の様子とどう繋がっていくのか、知識が多すぎて見失いそうになっていることもあります。

音楽のプロとして、保育のプロとして、お母さんの不安を少しでも取り除くのも役目だと思っています。

物を投げる、なんでもイヤイヤ言う、お母さんの言うことを聞かない、自分でやりたがって全然進まない、反抗ばっかりする、こだわりが強すぎる、ふざけてばっかりいる・・等々、育児に対する悩みは尽きません。

「今はこういう時期ですから、こんなことに気をつけてあげると落ち着きますよ」「言い方をこんな風に変えてみてはどうでしょうか」とお話しすると、試してくださるお母さんがほとんどです。「あ。他の子もこうなんだ。」と安心されるお母さんもいます。また、危険回避の意味でもとても重要だと考えています。

例えば、やっと歩き始めたばかりの子が机の上によじ登ろうとしていて「ほら、〇〇ちゃん。危ないわよ。降りてー」と遠くから呼びかけているお母さん。

まだ「危ない」「降りる」という言葉をよく理解していないかもしれません。遠くから声をかけるのではなく、そばに駆け寄って抱き抱えて降ろしてあげる必要がありますよね。

他にも、寝転んでしまってなかなか次の行動に移れない子がいたとします。頭ごなしに「どうして寝てるの!起きなさい!もう、何やってるの!!」と言っても事態は悪化するばかりです。この場合は、お腹をくすぐってみたり、競争だよ、などと言って起き上がらせるのが賢明かと思います。多くの子どもたちを見てきているからこそ、当たり前に対応できますが、誰でも子育て初心者です。教室の中で、子どもに対する声の掛け方や、遊び方を参考にしてもらえるように心がけています。

たいこらんどに通い始めて2年、3年経った時に、入会当初のことを振り返ってお話ししてくださったお母さんがいました。

「あの頃はもう目の前のことしか見えてなくて、私、怖い顔してましたよね。他の人に迷惑がかかるんじゃないかとか、そればっかり心配していました。母としてもどういう態度でいたら良いのかもわからなくて・・・。カスタネットを投げちゃった時には「ああ、ついにやってしまった」と思い退会を考えたほどです(笑)

でも先生がどーんと構えてくれていて、大丈夫ですって言ってもらって少しずつ気が楽になっていって。言うことも生意気だしイライラすることも多いですけど、ノートのやりとりでも子育ての相談を聞いてもらって、そういう機会って他でなかったからすごくありがたかったです。」こんなに素直に話してくださったことを嬉しく感じました。

私たちも、子どもたちの成長を一緒に見ることが出来て幸せです。そして、お母さんがどんどんお母さんになっていくんですよね。お子さんに寄り添って、しっかり叱って、たくさん抱きしめて親子の絆が深まっていくんだなと感じます。週1回1時間弱しか会わない私たちのことを「せんせい、せんせい」と慕ってくれる子たち。

毎回こちらが元気をもらっています。音楽も保育もマニュアル通りいかないし、一夜漬けも出来ない。これからもしっかりと向き合って、子育て交流の場としての役割も果たしていきたいと思います。