ごあいさつ

たいこは叩く人によって音が変わります。お天気によっても、その日の気分によっても、違う音がするから不思議です。楽器の音は人の心を映します。お友だちの音を聴く事は、お友だちの声・心を聴く事です。小さい頃から音楽を習うことでプロの音楽家になってほしいというわけではありません。音を聴く事によって感性が養われ、優しい子になります。人の話をきちんと聞き、人の心をいたわることができる子になって欲しいのです。

近年、言われた事は完璧にできるのに自分で考えて行動する事ができない、模範的な事は言えるけれど自分の言葉で自らの意見が言えない、そのような子どもが多いような気がします。他人と違うのは良いこと、人は1人1人違うから面白いのです。<たいこらんど>では子どもたち1人ずつの個性を生かし、そこから発せられる小さな光を見逃さずに育ててあげたいと思っています。

将来、誇れるものを1つでも見つけて、その道を究めてくれることを願います。そして、大人になっても、千香先生に会いにきてね!!

たいこらんどってこんなところです

赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいる時から「聴く力」を持っています。
五感の中で最初に育つのが「聴く力」なのです。「聴く力」は、「集中力」「創造力」を育てます。

音楽に合わせて楽しく遊ぶばかりでなく、自ら「聴こう」とする姿勢、「聴き分ける力」を養います。
しいては、それが「集中力」と「創造力」を育てます。

幼児期に五感を刺激すると、脳の発育を促すといわれています。五感とは「聴く」「見る」「触れる」「嗅ぐ」「味わう」。<たいこらんど>では「聴く」だけでなく「見る」「触れる」にも力をいれています。

※人の脳は約1000億個のニューロンから出来ています。そのニューロン間の連結(シナプス結合)は学習・経験によって強くなりますが、そのシナプスが最大値に達するのが生後10ヶ月。そして、残念なことに大人になるまでに約半分くらいに減ってしまうと言われています。

生の楽器にコダワってます。生の楽器音は、電子楽器の音やCDの音と比べて、子どもの反応が断然違います。ヒトの可聴域(人間の耳で聞き取れる音の範囲)は年齢と共に縮小していきます。

※この現象を利用した「モスキート音」によって、若者を特定の場所に近づけない商品が紹介されているのをご存知だと思います。
電子楽器やCDは高い音や低い音がカットされ、大人が聴くと何も変わらない音が子どもが聴くとまったく違ってきます。生演奏に勝るものはありません!

「聴く力」「創造力」の育成

  • 音楽を聴きながら、動物に変身したり、ぬいぐるみ等を使って遊ぶ
  • 曲を聴き分ける
  • 楽器の音を聴いて即時反応をする

「集中力」「リズム感」の育成

  • 音を集中して聴き、楽器名をあてる
  • 真似をして同じリズムで叩く
  • 音色の違いを感じ取る
  • 四分音符打ち
  • カードを見分けたリズム唱
  • フラフープを使って拍子感覚を身につける

「感性」の育成

  • 絵本を音楽付きで楽しむ
  • 童謡など歌詞の美しい歌に触れる
  • 親子でスキンシップ

「絶対音感」の育成

  • ドレミベルでドレミを覚える
  • ドレミカードによる音の聴き取り
  • 音を聴き取り楽譜に書く

「楽譜を読む力」の育成

  • ドレミの階段で音階を理解する
  • 音楽記号の理解
  • 五線の理解
  • リズムと音程の一致
  • 初見で楽譜を読む
  • ピアノで弾く

たいこらんど誕生ものがたり

私と中野千夏さんは、小・中学校を一緒に過ごした同級生。
千夏さんの長女ほのかちゃんが産まれて久しぶりに会う事に。

千夏
うちの子、音楽がなると体を動かして、すごく楽しそうなんだよねー。
何かやらせようかなぁ?まだ小さいか。
え?私リトミックやってるんだよ。しかも赤ちゃんの。
千夏
リトミックって名前は聞くけど実際何なのか良く知らないんだけど。
こんな小さい子でも出来るの?
できる!できる!!
千夏
でもこの辺に教室ないでしょ。
そうだねぇ
千夏
…。
やろうか!

2007年、こんな会話がきっかけで、“たいこらんど”はリトミックのスタジオとしてスタートしました。当時、乳幼児の習い事としては、英語、プール、体操、などがありましたが、リトミックは未だ現在ほど認知度はありませんでした。

リトミックというのは、スイスの音楽教育家によって考案され、子どもが音楽に接することで感じ取ったことを表現する、ということを通して、情操を育み、より良い生活習慣とそのための知識を身につけ、豊かで可能性溢れる人格形成に役立てよう、ということを目的とした『幼児教育』です。

さて、上記のように会話のノリで「リトミックをやろう!」と決めた私は、さっそく場所を探して、日にちを決めて、ママ友たちに声をかけて、楽器を揃えて、動物の着ぐるみを作って(洋裁をやっている母に頼みました)、準備万端。千夏さんの長女ほのかちゃんが8ヶ月になった時、0歳〜2歳の子どもを対象としたリトミック幼児教室“たいこらんど”はスタートしたのです。

その後、口コミによって多くの生徒が来てくれるようになりました。千夏さん自身が「“たいこらんど”っていう、評判の良いリトミックっていう習い事があるんだけど、一緒に行かない?」と、お友達から誘われたこともあったそうです。

2009年、3歳〜5歳のクラスを開講します。0歳の時から受講してくれていたお子さんの保護者の方からの要望があったのがきっかけです。

千葉県の貸しホールで始めたリトミック幼児教室が、今では東京都狛江市に独自スタジオを持つことができるまでに成長しました。本当に多くの方々に支えられて、ここまでくることができたと思っています。ここに改めて感謝の気持ちをお伝えいたします。有り難うございました。そして、これからも“たいこらんど”を応援してください!

中野千夏さん親子
左から、中野ほのかちゃん、千夏さん、斗翔(とわ)くん
ページの上部へ